ドライアイについて
現代の生活スタイルの影響で
ドライアイに悩む方が増えています
目を守るために欠かせない涙の量が不足したり、涙の質のバランスが崩れたりすることで、涙が目の表面に均等に行き渡らなくなり不快感が出ます。不快な状態のまま放置すると目の表面が乾燥により傷つき、より悪い状態になることがあります。パソコン、スマートフォンの長時間使用、コンタクトレンズ装用の増加などに伴い、不調をきたしている方が多くおられますので、治療して良い状態にされることをお勧めします。
TROUBLE
こんなお悩みありませんか?
- 目が疲れやすい
- 目がゴロゴロする
- 目が赤くなりやすい
- 目が乾く
- 目が痛い
- 目がかゆい
- 目やにが出る
- すぐ涙目になる
など
検査方法
フルオレセイン染色を用いた
細隙灯顕微鏡検査
ドライアイを疑う方は、フルオレセインと呼ばれる染料を目の表面につけ、高倍率の顕微鏡で観察することで眼の表面とまぶたの間にたまった涙の量や涙の質を直接確認できます。その結果を含め周辺の状況など総合的に確認、判断し、治療方針を決定します。
治療方法
マイボーム腺機能不全:MGD
ドライアイの主な要因の一つが、涙の中の油分の減少です。こうした状態は「MGD(マイボーム腺機能不全)」と呼ばれています。点眼薬、マイボーム腺圧出、ホームケアの案内など、総合的に治療を行っております。
当院で導入しているOptiLight(オプチライト)は、まぶたの周りの皮膚に特殊なライト(Intense Pulsed Light)を当てることでマイボーム腺より油分の分泌を促し、炎症を抑え、ドライアイの症状改善につなげる治療法です。皮膚科領域では早くからシミ取りなどの施術に導入されていましたが、2013年にアメリカ合衆国の眼科医であるDr.Toyosがドライアイ治療に効果があることを発表、その後世界中に広がりを見せ、2022年12月に日本でOptiLightが薬事承認されました。OptiLightはMGD(マイボーム腺機能不全)を伴うドライアイに対する治療を目的としたIPL(Intense Pulsed Light)治療機として、日本で初めて薬事承認を受けた医療機器です。(OptiLight M22 IPLモデル 承認番号 30400BZX00293000)
マイボーム腺圧出
まつ毛の根元より少し内側にマイボーム腺と呼ばれる、油分を出す腺があります。このマイボーム腺が詰まる、油分が出にくくなるなどの状態があると、油分が減りその結果目が乾きドライアイの不快な症状を起こします。マイボーム腺に圧をかけ、詰まりを押し出す治療を行い、状態を改善します。さらに、毎日のホームケア(マイボーム腺周囲の洗浄)なども行っていただくとより効果的です。
点眼
症状、病状に合った点眼薬を使用することで、ドライアイの状態をコントロールします。目の潤いを保つもの、粘膜の状態を改善するもの、殺菌し炎症を抑え、マイボーム腺からの油分を増やし目の潤滑を良くするものなど、様々な種類の目薬があり、状態に合わせてキメ細やかな点眼薬処方をします。
アイシャンプーについて
目元のしつこい汚れやまつ毛ダニも
すっきりクリーンに
涙に近く目にやさしい弱アルカリ性の目元専用シャンプーです。まつ毛の根元に付着した皮脂やフケ、目やに、アイメイクの残り、花粉、ほこりなどをきれいに除去、すっきりクリーンにできます。
ドライアイ、マイボーム腺機能不全(MGD)の方ではマイボーム腺の詰まりを改善し、目元のかゆみやまつ毛の抜け毛の原因となる顔ダニの一種であるまつ毛ダニにも有用です。