糖尿病網膜症について|福喜多眼科|津市久居の眼科|日帰り白内障手術・ドライアイ治療

〒514-1107
三重県津市久居中町134-37

ブログ BLOG

糖尿病網膜症について

糖尿病で血糖値が高い状態が続くと
網膜がダメージを受けてしまいます

糖尿病網膜症は糖尿病の3大合併症の一つで、目の中の網膜がダメージを受ける病気です。高血糖の状態が続くことで、眼球の奥にある網膜の血管がもろくなり、網膜に十分な酸素や栄養素が行き渡らなくなるのが主な原因と言われています。進行すると、視力低下や飛蚊症が起こり、最悪の場合は失明に至ることもあるため十分な注意が必要です。

TROUBLE

こんなお悩みありませんか?

  • 目がかすむ
  • 視力が低下してきた
  • 糸くずや虫のようなものが見える
  • 長年糖尿病の治療を受けている
  • 健康診断で高血糖を指摘された
  • 最近は目の検査を受けていない

など

治療方法

血糖値のコントロール

糖尿病網膜症を悪化させないためには、血糖値を適切な範囲に維持する血糖コントロールが欠かせません。医師の指導のもとで必要な糖尿病の治療を受けるとともに、定期的に検査を受けて、血糖値やHbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)などを測定し、血糖値の状態を確認することが大切です。

レーザー治療(網膜光凝固術)

高血糖の状態が続いて酸素不足の網膜に、レーザーを照射する治療法です。目薬で麻酔をした後、眼に専用のレンズを当ててから網膜にレーザーを照射することで、糖尿病網膜症の悪化を抑えます。1回の治療は10〜15分程度で、多少の痛みを伴うことがあります。

硝子体注射

目の中の大部分を占めるゼリー状の硝子体に、抗VEGF薬と呼ばれる薬剤を注入します。抗VEGF薬には、網膜に発生したもろい血管から出たVEGFや網膜の浮腫を抑えることで、視力低下を防止する効果が認められています。病気の進行を抑えるとともに、症状の改善を目指す治療です。当院では、アイリーア、ルセンティス(ラニビズマブBS)、バビースモの3種類の薬剤を、病状などに応じて使い分けています。